ギリシアの債務問題について

ギリシアの債務問題を整理すると、簡単に言えば、ギリシアは巨額の債務を抱えていて、それが返済できなくなっており、デフォルト(債務不履行)をする一歩手前にいる状態であり、ドイツやフランスなどのEU各国が支援を融資をするには、増税したり、社会保障費を削減したりといった緊縮財政策を採用することが条件となる。

然し、ギリシア国民は緊縮財政に対して暴動やデモをして反発している。緊縮財政により給与カットなど生活が厳しくなるからである。そこで、ギリシャのパパンドレウ首相は国民投票を決定したようである。

この緊縮財政策の条件がついた融資を受け入れるかどうかを問う国民投票である。

然し、緊縮財政に対して既にデモや暴動を繰り返しているギリシア国民の60%は受け入れに反対しており、受け入れを否決すれば、ギリシアはデフォルト(債務不履行)となって、ギリシア国債を大量に保有している銀行や政府が巨額の損失を被り、連鎖的に破綻が生じるのである。またデフォルトになれば市場が混乱し、売りが殺到して株式市場や国債市場が崩壊し、リーマンショックよりも大きな金融危機となると言われている。

つまり、ギリシアは借金を返せませんと宣言して、ユーロ圏から脱退することになるが、巨額の借金を踏み倒して、自国の通貨でやり直すということである。

もし緊縮財政策を受け入れて、融資を受け入れれば、デフォルト(債務不履行)は免れて、先延ばしにされるが、然し、ギリシア国民の生活は借金漬けで苦しくなり、増税や社会保障費カットを余儀なくされ、生活が圧迫される。

ギリシアの国民投票とはギリシア国民が借金を踏み倒して、ユーロから離脱するか、ユーロに残って、新たな借金をして債務者として苦しい生活を送っていくかどうかという選択なのである。

既にギリシアに返済能力がないことで、各国は債務をカットしたりして、ギリシアの債務を免除しているのだが、それでも全く足りない状況である。

興味深いのは、民主主義発祥の国であるギリシアで、この国民投票を全く他のEU諸国に相談もせずに決めてしまったようだということである。

つまり、来年の頭に借金を返すかどうかを国民が投票で決めるのである。

ギリシアにお金を貸している銀行や関係諸国は、そのような国民投票を勝手に決めてしまったギリシアに対して、大慌てしている。

もし否決されれば、それは国民による借金踏み倒し宣言に等しいのである。

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「否決なら大混乱」ギリシャ国民投票に世銀総裁が懸念
産経新聞 11月2日(水)8時51分配信

 【ワシントン=柿内公輔】世界銀行のゼーリック総裁は2日、仏カンヌで3日から開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議を前に電話会見し、ギリシャが欧州連合(EU)による支援の是非を問う国民投票を決めたことについて、強い懸念を表明した。

 ゼーリック氏は、もし投票でEUによる支援が否決されれば、「市場が不透明となり、大混乱を招く」とし、ギリシャの財政再建に向けた国際公約への疑念が高まると指摘した。また、世界経済の現状について、「依然不安定だ」と指摘したうえで、「世界中の投資家が首脳会議の成り行きを注視している」と期待感を示した。

 一方、日本が10月31日に実施した為替介入について、ゼーリック氏は先進7カ国(G7)の間では協調介入が望ましいとして、「残念なことだ」と懐疑的な見方を示した。
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つまり、これはデモクラシーであり、金で支配しようとする金融資本家たち(金貸し)に対しての闘争である。

このようなドラマチックな展開が今、土星が天秤座に入室するタイミングで起こっている。

土星は大衆を表す惑星で、民主主義を表す表示体である。

その土星が天秤座で高揚するタイミングで、お金で人類を支配しようとする金融資本家に対して、借金踏み倒し作戦が遂行されようとしているのである。

これは革命闘争である。

ギリシアで起こっている暴動やデモの写真を見ると、火炎瓶を使って、警察に投げつけたり、火や武器を使っての政府に対する闘争が生じている。

それに対する警官隊(政府)も警棒と催涙弾をもって防戦している。

この図柄は、明らかに牡羊座の図柄である。

火や武器を用いた暴力というのは、火の星座の特徴であり、また政府を倒して、新しい政府を創ろうという動きは革命闘争である。革命とは牡羊座の象意である。

それに先立って、ロンドンでも暴動が起こったが、銃器取り締まりの強化中に男性が警官に射殺された事件を発端として、日頃の市民の不満が爆発したかたちである。

ここでもやはり火や武器が使われて、街が炎上している。

警官隊が警棒や催涙弾をもって取り締まり、馬に乗っている警官も見られるが、馬とは牡羊座の象意であり、非常に印象的な牡羊座の図柄が見られる。

またアラブではシリアで、ガダフィー政権が市民の火や武器を用いた武力闘争によって打倒され、ガダフィーは処刑された。これも明らかに牡羊座の闘争であり、新しい政府を望んだ国民による革命闘争であった。

つまり、今、起こっていることは、火や武器を用いた革命闘争である。

そして、誰に対する革命かというと、市民の生活を圧迫するような運営をする為政者に対してである。

市民の生活を圧迫する為政者の最たる勢力とは金融資本家たちである。

1989年のワシントンコンセンサス以来の「小さな政府」「規制緩和」「市場原理」「民営化」を世界中に広く輸出し、米国主導の資本主義を押し広げようとする動き(市場原理主義)に対してである。

市場原理主義とは、これはお金で物事が全て決まるという仕組みである。

お金の利益計算が優先されて、道徳とか義理人情とか同胞に対する責任などが失われる仕組みである。

2011年9月17日にウォール街を占拠せよという市民の運動が立ち上がり、これが活発化している。

10月1日、ニューヨーク市内でブルックリン橋で1500人がデモ行進を実施し、これが道路を塞いだとして約700人が逮捕・拘束されており、警官隊との衝突が生じている。

まだ火や武器を使った闘争には発展していないが、これは今後、土星の天秤座への入室と共にますます活発化するはずである。

これらのことがまだ土星が天秤座に入室する前に起こっていることに注目すべきである。

土星が天秤座に入室すると、牡羊座にダブルトランジットが形成されるため、

上述してきたような火や武器による革命闘争というものがもっと本格的に盛り上がるのは目に見えている。

金融資本家の住まいに市民が押しかけるというような動きも活発化してくると思われる。

それこそが、2012年として今まで多くの人が待ちわびてきた革命の年なのである。

牡羊座とは革命の表示体であり、物事を新しく始める星座である。

そこに土星と木星がダブルトランジットするこれから1年間は物凄いドラスティックに変化が生じる1年になるのは間違いないと思われる。

ギリシアの債務問題で国民投票が決まったというのは、市民が金融資本家に対して借金を踏み倒すというデモクラシーの闘いと捉えることが出来る。

金融資本家たちの為に生活を圧迫され、苦しい生活を送りながら、借金を返済していく、そういう人生を拒否したギリシア国民の政治闘争である。

ギリシャのパパンドレウ首相は国民のデモや暴動を経験して圧迫を感じ、国民投票に踏み切らざるを得なかったのである。

そして、ギリシアの国民の60%は緊縮財政策+追加融資を拒否する意向のようである。

2012年の初頭にこのギリシアの国民投票が行なわれるが、現時点で、ギリシアの国民投票で支援策が否決されることを見越して、市場が反応し、欧州銀行株が急落しているようである。

 
















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