思いがけない利得について

昨日、ネット上で買い物をしたのだが、本日、システム障害により、配送予定日に商品を届けることが出来ないという配送遅延のお詫びのメールが届いていた。

そしてお詫びの気持ちとして、¥3,000の商品クーポンを贈呈しますとメールに書かれていた。

これはちっぽけな出来事ではあるが、明らかに現象であり、ユニークな出来事である。毎日、起こるようなありふれた出来事ではない。

そして、起こる全てのことはダシャーやトランジットといった占星術的なロジックで説明可能である。

今日のこの意味は明白であり、8室の象意であり、棚から牡丹餅の思いがけない利得を表している。

そして、システム障害によって配送が遅れる被害を被ったのは、突然の災難(8室)である。

8室とは災難を被って、そして思いがけない利得があるハウスである。

だから自動車事故に遭って保険金がもらえたりするのは8室の象意である。

災難と利得が生じるのである。

私の今日のダシャーは、金星/月/木星/金星/火星である。

スークシュマダシャーの金星から見るとプラーナダシャーの火星は4、9室支配で8室に在住している。

また火星はラグナからみて8室の支配星である。

月、太陽からみても火星は5、10室支配のラージャヨーガカラカで8室支配の土星にアスペクトしている。

スークシュマダシャーの金星からの8室という配置を筆頭として、8室との絡みが何度も示されている。

またプラティアンタルダシャーの木星からみても、金星は5、10室支配で8室に在住している。

従って、今日は8室の象意を経験する日だった。

以前もプラーナダシャーの火星がスークシュマダシャーの金星からみて8室に在住していた時に同じように思いがけない利得があったため、これは主にプラーナダシャーの配置がもたらした事象であるということができる。

私は今日、ラグナロードで8室支配で12室に在住する火星のプラーナダシャーであることを知っていた。

朝起きた時に夢に見ていた出来事の内容は12室の火星が象徴するものであった。

プラーナ火星期に移行したのはam7:30で、おそらく起きる直前の状態で、夢を見ていたのである。

然し、8室の象意は全く予測をしていない所に突然、起こるため、本人も驚くのである。

従って、ネットで買い物をした会社からメールが届いていたのを見た時に全く予測していなかった意外な展開に驚いた。

8室というのは法則を損失しているので予測ができないのである。

然し、8室を含んだ占星術のシステムの中では8室もまた法則の一部であり、予測の範囲内に収まるのである。

従って、占星術とは予測できないことも予測できる学問である。

通常の学問は法則に沿って予測するのだが、その法則から逸脱している法則から外れた事象については予測が出来ない。

但し、占星術はその法則の損失を表す8室の象意を自らの法則-占星術のシステム-の中に含んでいる。

地震とか災害とか破局的な出来事というのは、地震学とか気象学とかいろいろ学問があるにも関わらず、あまり当たらないのは、これらが8室の事象だからであると思われる。

法則を逸脱した事象についても法則の範囲に収めることができるのは占星学なのである。


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